オタクの皆さんの間で話題沸騰の「とら婚」ですが、イメージ先行でその内情がわからないという人も多いと思います。
そこで、当サイトは婚活ライターが実際にお話を伺いに行ってきました。
婚活をするうえで重要なことも聞いてきましたので是非参考にしてみてください。
他にもオタク婚活のサービスを紹介しています。
このサイトだけですからね!
なお、とら婚の概要やシステムについては省略し、今回はQ&A方式で肝心かなめの部分について解説いたします。
\ 取材したとら婚の詳細へ /
「とら婚」までの道のりと店内
HPに場所が書いてあるのでわかるとは思いますが、実際に筆者が行ってきましたので写真付きで解説します。
秋葉原のメインストリートにある「とらのあな秋葉原店」ビルを右手に歩いていくと「とら婚」が入っているビルがあります。
もっと簡単な方法として地下鉄「末広町」駅2番出口を使うと徒歩1分(横断歩道を渡ってすぐ)になります(1番出口は工事中で今使用できません)。
このビルの8階が「とら婚」になります。
なお、完全予約制ですのでいきなり行ってもスタッフの方が対応できないので注意してください。
このように入り口には「とら婚」のポスターが貼ってあります。
物珍しいのか、興味があるのか筆者が取材時間まで待っていた(5分)だけでも、2人の人が同じように写真を撮影していました。予想以上に興味、関心度は高いようですね。
エレベーターに乗って8階へ行きます。
8階フロアはまさに「結婚相談所」といった感じで、落ち着いています。
ここに来ると気が引き締まるのだと思います。
打ち合わせスペースや応接セット
そしてHPにもありますが、IBJの認定証が飾ってあります。
これで「とら婚」はIBJ加盟のガチの結婚相談所であるということが分かると思います。
当日お話を伺ったのが、HPにも載っている「婚活アドバイザー」の野村さんととら婚広報の方です。
ただ、申し込み殺到につき人員を鋭意増やしていて、もう1名スタッフの方を見かけました。
IBJの研修を受けて認可されないと結婚相談所を開設できないので、野村さんなどはしっかりと研修を受けて知識、技能を認められているということです。
前置きはこのくらいにして、「とら婚」がしっかりとしたガチの結婚相談所であることを理解していただいたうえで、婚活ライターとして質問をぶつけてみました。
「とら婚」をより理解するための12の質問!
IBJのシステム(婚活サイトのような仕組み、条件で会員を見つけることができる)で「マンガ」「漫画」「アニメ」「ゲーム」「作品名(『ラブライブ!』など」のようなオタクワードを登録している人は200名~300名しか見つかりません。
その中には「ライトファン」もいますからガチオタを検索だけで見つけるのは大変です。
ただし、2014年の矢野経済研究所さんの調査で自身が何らかの「オタク」だと認識している割合は約2割程度いるらしく、もちろん年齢的にその割合は若干下がると予想されると言え、IBJの会員に当てはめれば10,000人を超えるはず。
要は掲載していない「隠れオタ」がたくさんいるのではないかと思っています。
ただし、それはわからないわけで以下の方法で「とら婚」の顧客層に合う人を探していきます。
「とら婚」に入会した人は皆さんオタクを自認されている方が多く、どんなものが好きなのか分かっています(IBJはフランチャイズで各結婚相談所の会員の総計が58000名ですが、自社会員は誰なのか把握できます)。
ですから、自社会員の中に合いそうな人がいればまず紹介します。
オタクワードをプロフィールに登録している人はわかりますが、登録していない人もいるはずです。
他のIBJの結婚相談所にお願いをして、理想としてはオタク趣味(その趣味の人がどのような作品をどのように楽しんでいるのかも、可能な限り調査)がある人がいれば紹介していただくようにします。
今のところ月に1回程度の開催を予定している「婚活パーティー」ですが将来的には毎週開催できるようにしたいです。
そこに来る人は基本的にオタクを自認されている皆さんで、パーティーによるカップリングも同時に進めていきたいと考えているようです。
本気度の高い方のみに集まって欲しいという考えのため、入会資格もいろいろ練っているみたい。
つまるところ
- IBJの検索システムで見つかる人
- とら婚の自社会員
- 他の結婚相談所からの紹介
- 『とら婚』の婚活パーティーに来た人
を合わせてパートナーを探していくことになります。
大反響ですでに300件以上の問い合わせがあり、面談スケジュールもいっぱいでうれしい悲鳴です。
対応できるスタッフを鋭意増強中です。
「どんなものか聞いてみたい」レベルの人から、もう完全に入会することを決めていらっしゃる人もいます。
総じて婚活への意識は高いですね。
男女比は半々といったところです。
IBJ、特に首都圏のIBJ会員は女性が多いのですが(註 男:女=4:6くらいです)、「とら婚」は今のところ男女比が同じくらいなので、自社会員を紹介するには一番ほど良い比率になっていますね。
年齢ですが、IBJ全体の会員のボリュームゾーンは30代(35~40歳)なのですが、「とら婚」はそれよりも数歳若いです。
20代後半~30代前半の人が多く、婚活が成功するには一番いい条件だと思います。
ネット上で話題になっているこれですが、実際にはなかなか難しいと思っています。
相手の方や相手の相談所の了解がないとできませんし(了解がなければ付きまといです)、
どう考えてもマイナスですよね(他人に頼る、自分で考えられないなど・・・)。
したがって「ここまでする覚悟がある」ということの現れだと思ってください。
「とら婚」が会員様の結婚に向けて他の相談所以上に全力でサポートします!というマキシマムのご提案として「1日密着アドバイス」もありますよ、というわけです。
一般的に考えると家に招く仲になるということは、かなり交際が進んだ段階ですよね。
少なくとも「仮交際以上」で、そうなると家の中でキスとか、それ以上とか・・・、そんな段階なら成婚退会のレベルだと思いますよね。
ただ、オタクの方はそもそもインドア派も多くいらっしゃるので、家に招いてゲームをする、BDを観るといったことを交際の初期にする人もいると想定されます。
成婚要件を満たさなければ(つまり、お泊りや深い関係にならなければ)、「インドアデート」もアリだと考えています。
そうなると、部屋がきたないのは印象が悪いですし、いくらオタク同士とはいえ、きわどいフィギュアや薄い本が部屋中に乱雑に放置されているとよろしくないわけです。人を招くのに最低限のTPOをわきまえた部屋をアドバイスするのと、お互いに気持ちが重くならない料理についても意見を述べさせていただきます(どんな料理なら気軽なのか、など)。
今なら動物園で「フレンズ」に会うデートもアリだと思いますが、一般的に「○○館」「○○園」のデートは交際初期にはNGなんですよね(会話が続かない、会話をしない状況になりがちなので)。
たいぶ話題になっていたこちらですが、IBJのルールですので守ってください、としか言えません。
このルールは色々なトラブルを防止するために作られたものです。
結婚相談所として婚活サイトなどと明確に違いを設けていて、「身分が確かな」「独身者」で「収入」や「学歴」などを明確に証明書によって担保しています。この規定も「遊び目的」「ヤリ目的」排除のためです。
この規定はIBJだけでなく他の仲人型結婚相談所ほとんどがそうなっています。
「許せない、体の相性の確認が不可欠」という人は婚活サイトや婚活パーティー、この規定のない結婚情報サービスを利用してくださいとしか言えません。
また「美人局がいるんじゃないのか?」と疑う人は、これ以上身分保証している婚活の場はないのですから、お家同士のお見合いのツテを探すか、リアルで恋愛していただけませんか、という話になってしまいます。
「とら婚」はIBJの加盟店なのでその共通ルールは厳守しなければならない義務があるんです。
IBJの場合初回のお見合いはホテルのラウンジで行うことが原則で、そのセッティングについては結婚相談所の方で行いますが、「とら婚」自社会員に限っては、ラウンジでの待ち合わせ以外に「とら婚」事務所内での「待ち合わせ」も可能です。
ただし、そのまま事務所内で「お見合い」まではできず場所を移動していただきます。
秋葉原界隈に落ち着いたラウンジのような場所は少ないのであまり有用なオプションではないかもしれませんが、同じ「とら婚」会員だな~という意識の共有ができると思います。
ただ、「待ち合わせ」→「場所移動」→「お店を選ぶ」→「席の確保」はかなり難易度が高いと思います。
主に男性側がエスコートすることになると思われますから、店が決まらず女性を連れまわしてしまうという最悪の展開にもなりかねません。
逆に言うと、それができる男性は計画性や行動力をアピールできるので、自信がある方は事前に対策して選んでみるのもアリと思われます。
これもIBJの規則なので・・・とお答えするしかありません。
「定職のある男性」だけではなく「安定収入がある」も付加して作家さんなどにも入会していただけるようにしました。
「男性差別では?」という意見に対しては、「男性→無職の女性」への申し込みはあるが、その逆は少ないです。これはIBJだけでなく婚活全般としてそうなっています。
誰からも申し込まれない、申し込んでもほぼ100%断られる可能性の高い安定収入がない男性にご入会いただいても結果がまず出ないので、「成婚させる」という結婚相談所の責任を果たすことができません。
「どうしても・・・」という人はSNSなどリアルの場で探していただくか、自治体の婚活サービスがあればそこに相談していただければと思います。
一方、女性も安定収入がなくても「婚活できる」というだけで「結婚できる」とイコールではないのでそこはご注意ください。女性も安定収入がある正社員の方のほうが婚活では有利です。
ちなみに現時点では自分で稼いでオタク趣味も婚活もがんばりたい自立した女性からの入会申込が多いですね。
せっかくこの場所にある「とら婚」ですから、「同人作家、漫画家、絵師、アニメ業界の方など、クリエイターの皆様にメリットあるサービス」を将来的にご提供できないかと考えています。
「マンガ」「アニメ」「ゲーム」のオタクを自認する方が多数ですが、それ以外にも「スポーツオタク」(熱狂的●●(球団)ファンなど)「文学オタク」の人もいます。
2次元オタクだけではなく、広い意味でのオタクの方の興味を引き付けているみたいですね。
また、自分はオタクではないがオタク趣味を持っている人と結婚したい、という人からのお問い合わせも多々あります。
何かに熱中できる人と結婚したいという人は結構いらっしゃるみたいで、結婚後も趣味を継続したい、たまにイベントに参加したい、それに対して理解がある人を探したいという要望が多いですね。
結婚してオタク趣味から足を洗うのではなく、結婚生活とオタクライフを並行できる伴侶を皆さん求めているように感じます。
0円プランとは要は「パーティー会員」で、パーティーの都度参加費を払っていただく形になります。
①「同人活動」「特定のジャンルや作品に特化」など、ライトなものからガチオタに特化したものまで予定
②本人確認以外にも誓約書を書いてもらう(独身、年収などの申し出に偽りはありません等)
という特徴があります。
業界大手が開催の婚活パーティーの「オタクの人集合」に行っても、実際はあまりガチオタの方はいませんし、そんな会話もできませんが、「とら婚」のパーティーならば気兼ねなくできます(だってだいたい皆さん、自分はオタクであると自認して申し込みされている人たちですよ)。
ですから「オタク婚活入門編」としてパーティーに出てみるのはアリだと思いますが、本当に結婚したいのであれば「オタク応援プラン」「フルサポートプラン」の会員になっていただくのをおススメしています。これこそが「とら婚」最大の特徴ですから(個別にオタク同士の紹介がある)。
「マイペースプラン」はIBJのシステムを使える+アドバイスがあるだけなので、オタクマインドを持ったアドバイザーからアドバイスが受けられるというメリットがありますが、「とら婚」でなく他のIBJの結婚相談所でも同じようなことができるかなと思われます。
このビルを出て秋葉原の駅方面ですれ違う人と同じような格好をしている人も多いですが、一方で、代官山や吉祥寺、自由が丘などを闊歩していても違和感がない人もいて、本当に様々です。
「いかにも」な人もいますがそうでない人もいるということですね。ただし、「コーディネートサービス」を希望されない限り、服装等について色々申し上げることはありません。そもそも婚活をしようと結婚相談所に来ている段階でかなり意識が高い人たちですので、言わなくても大丈夫かなという部分もあります。
よれよれのジーンズで髪はぼさぼさ、など婚活以前に「一般的に見てもあまりにも」というケースは指摘するかもしれませんが、服装も含めてご自身がご経験を積んでいくのがベストと考えています(全くわからない、という人は「コーディネートサービス」を・・)。
可能ですし、否定していません。
現状、個別紹介は毎月3名までですし、検索システムで「オタク」ワードでヒットする人も限度があります。
オタク同士だから絶対にうまくいくというわけではなく、オタクっぽくない人から好かれる、申し込みがあることもありますし、性格が合う可能性もあります。
また、婚活では多くの人と会うのをおススメしています。オタク婚活ですからオタクの方と会うのを優先していただいて構いませんが、せっかく58000名のIBJのデータベースを使えるのですから、いろいろな方に申し込みお見合いをしないのはもったいないです。
例えば「オタク応援プラン」(申込限度20名/月)ならば
- 個別紹介された人(大抵オタク):3名
- 「オタク」ワードでヒットした人:7名
- それ以外の人(容姿に好感、大学・出身地などが同じ等):10名
といった感じで申し込むと良いのではないでしょうか。
ちなみに、IBJのお見合い成立率は全年齢層男女とも10%以下です。10名に申し込んで1名とお見合いできるかどうかですので攻めの姿勢でないとうまくいきません。個別紹介を基本に他で補うのがうまいやり方かなと。
これは諸刃の剣であり、当初はオタク色を抑えたプロフィールにしようと思っています。
例えば
「ラブライブ!が好きでμ’sの東京ドームコンサートに行きました。好きなキャラはエリーチカで南條愛乃さんのファンです。スノハレは神曲。fripSideも追っかけています」
と掲載した場合、ラブライバーには響くかもしれませんが、ラブライブ!に興味がない人やオタクではない人は引いてしまいます。IBJの共通システムを使っていますから、あまり濃いプロフィールだとその他大勢から避けられてしまう可能性があり、それは機会の損失です。
もっと言うと、緩いラブライバー、μ’s原理、サンシャイナー、アイマスP・・、アイドルアニメ好きでも却ってそれが「地雷」になる可能性があります。
それはアニメだけに限ったことではなく、ゲームハードなどでも同じことが言えます(任天堂の・・ソニーの・・と書くことでかえってマイナスになる)。オタクであるが故、熱意がこもった文章が逆効果になる可能性があり、マイルドな表現にしようと考えています。
ただし、全くオタク色がないプロフィールでは相手から見つけてもらえませんので、「見る人が見ればわかる表現」ができないか検討しています。
100%できます、と言えないのが残念なところです。
結婚相談所は結婚を保証するものではありません。
ただ、「とら婚」もしくはIBJに入会される方は「本気度」が高い人たちばかりです。
オタク趣味と並行しながら婚活にもお金をかけていい、それでも結婚したい人が「とら婚」に入会されていますので、ただ漫然とお相手を探したり婚活サイトなどをしたりするよりも、可能性は高いと感じます。
まず婚活に踏み出していただくのが第一歩です!
本音ベースで疑問が解消できたならうれしいです。まず話を聞いてみるのがよいと思われます。
噂の「とら婚」に話を聞きに行ってきました! まとめ
- オタク同士を紹介するために「自社会員」とIBJの他の相談所の協力でがんばる
- 問い合わせはかなり多く男女半々で一般的な結婚相談所より若い
- IBJのルールに沿わないといけない部分については理解していただきたい
- オプションサービスは婚活サポートへの熱意の表れ
- プロフィールのオタク色は抑える方向
- オタク以外の人とも積極的に会うのが成婚への近道
- 「とら婚」の店舗はとてもきれい
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